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Organic White

「白」という色は現代の日常生活の中で、まるで空気のようである。
普段その存在を特別意識しなくても、衣服やインテリア、食事、仕事など、
欠かせないない基本の色となっている。
では一般的に、「白」にはどんなイメージがあるだろう。
潔白、神聖、純真、清潔、無垢、正義、明らか、新しい、無限、可能性、夢、
空虚、軽い、虚脱感、冷たい、寒い、味気ない、薄情、無機質、無、などと言ったところだろうか。
ところが、私が「白」に対して真っ先に思いつくイメージは、「安心」や「温かさ」なのだ。
例えば、漆喰や晒し木綿、象牙、胡粉、和紙、大理石、自然光などの「白」である。
それは、視覚だけではなく、五感を使って「白」を感じているからだ。
時には優しく、時には温かい、空気のように無くてはならない色が「白」だと思う。
今回の作品は、様々な物質に潜む「有機的な白」を表現したものである。
静物の「白」が放つ美妙な情感を感じてほしい。 日出真司




空気のような存在。

Organic Whiteとは、デジタル社会の0と1に無理矢理分別されたWhiteとは全く異なります。デジタルの世界では、色を1,677万色とか256色などと表しますが、これは工業化社会における生産効率のための便利な記号でしかありません。自然界の色には、0と1で割り切れる色はなく、Organic=有機体である人間は、コンピュータと違ってその機械的な色の隙間さえも感知するのだと思います。また、日々の暮らしの中で家族と共に過ごすリビングには、窓から射し込む陽射しが光と影となり様々な表情を醸し出しています。そして、人々にはそのような目に見えない温度を感じ取る力はすでに備わっているはずです。Organic Whiteは、「安心」「温かさ」を感じるアートですので、ぜひ、この空気感を体感してみてください。 ギャラリーヴィグロワ 篠原 英智




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